パテック・フィリップ 手巻きクロノグラフ「5172G-001」を購入した流れとレビュー

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もう購入から数か月経過しているのですが…

憧れだったパテック・フィリップの手巻きクロノグラフを購入しました。

なぜこのモデルにしたのか、パテック・フィリップ初正規店での購入、予約などの流れ、使ってみた印象をまとめてみたいと思います。

実物を見るまで

2021年の4月頃、「アクアノートトラベルタイム5164a」を購入して数か月が経過し時計はもういいかなと思っていたのですが、時計欲はとどまるところを知らず相も変わらず色んなモデルを物色しまくっておりました。

そうして購入したものの一つが「ノーチラス アニュアルカレンダー 5726/1A-001」

ノーチラス アニュアルカレンダー 5726/1A-001を購入しました

それでも欲はおさまらず…。

いろんなブランドを見ていたのですが、アクアノートやノーチラスを使ってからパテック・フィリップの魅力に憑りつかれてしまい、せっかくならば同じブランドで揃えたいと毎日HPや色んなサイトを見てはアレコレ考える幸せな時間を過ごしていました。

そこで目についたのが「5172G-001」

これは単純に見た目・顔がドストライクでした。

控えめなブルー文字盤が色気を感じさせますし、3段ラグの細かいデザインやカーフスキン・バンドなど、ありとあらゆるところがツボ。

これはもういくしかない、と思ったのですが実物を見ないことには怖くて動けません。

ところが正規店には全く置いてないし、並行店にも中々在庫が無い状態が続き、動きたいのに動けないヤキモキした状態がしばらく続いていました。

そして7月、在庫があるのを確認し中野に見に行きました。

「パテック・フィリップの時計は写真が実物を超えることはない」と言われていますがまさにその通りで、見たらその美しさに圧倒されました。

どこで購入するか

次の問題は「どこで購入するか」。

2022年1月21日現在、定価は「9,009,000円(税込)」

では、現在の並行店の価格はというと…

2022年1月21日の価格

chrono24はここから関税がかかるので大体900万前後でしょうか。

購入当時もそこまで変わりませんでした。

となると並行と正規で値段に大きな乖離がないので、どうせだったら正規店で手に入れたい。

「実績を積む」というのもSNS等でよく聞きますし…

しかしいくつかの正規店に伺って聞いてみたのですがどこも門前払い。受け付けておりません、と…

「スポーツモデルだけじゃなくこういうモデルも一見は無理なのかぁ」と思っていたのですが、諦めずに回っていたところ一軒だけ予約可能というお店がありました。

(正規店でも色々違いがあるようです)

もう諦めかけていたので並行店で買うことも視野に入れていたところでした。

すぐに注文票ほか色々と必要事項を記入して入荷を待つことに…!

「納品は数年待つこともあるのでご了承ください」と言われていたのですが、待つこと数か月。

意外なほど早く納品の連絡があり受け取ってきました。

ツイッターなどで「納品が来た」と言っている方を見ながら微笑ましく、羨ましく思っていましたが自分も同じ状況になると何とも言えない気持ちになりますね。

感動です。

中野でシュリンクされてる状態で見た時とは別格…

「自分のものである」という状態がフィルターとしてかかっているのは否定できないのですがとにかく美しい…!

レビュー

ここからは使用感、印象などをまとめていきたいと思います。

文字盤の青はノーチラスのような反射するブラックブルー文字盤という感じではなく、ニス塗装の落ち着いたブルー。

遠目から見るとブルーとはわかりづらい文字盤かもしれません。

個人的には文字盤の数字はバーインデックスが好みなのですが、サブダイヤルによって「3,4,8,9」の数字が無くなっておりスッキリ見えます。

サブダイヤルの配置のバランスが本当にドツボで惚れ惚れします!上過ぎず下過ぎず…

先代の「5170G-010」「5170P-001」もめちゃめちゃカッコいいんですが、もう廃番になっているので正規店で購入するのは不可。

5170G-010
5170P-001

「5172G」の針のデザインが素敵で大のお気に入り。

これは何というデザインなのかは分からないのですが、しっかり主張して可読性を保ちつつ悪目立ちしていない。

プッシュボタンも素敵。

前モデル「5170」とは違って丸型になっているところが愛らしさもあり、時計を正面から見た時にスッキリとした印象を与えてくれます。

パテックの手巻きクロノグラフはボタンを押した時の感触が得も言われぬ感触」とネットで見ていたのでドキドキして押してみたら、これは確かにクセになるなぁと思いました。

「ぷちん」という心地よい感触が指に残る…

持っているIWCや以前使っていたデイトナのボタンの感触のどれとも違う。

これは何度も押したくなってしまう。

しかしクロノグラフを起動させると当然パワーリザーブを食うのであまり頻繁には押せません。

私自身今まで自動巻きの時計しか使ったことがなかったので「巻く」という作業に慣れがなく、気づくと止まってしまっていることがしばしば…

先日いつの間にか時計が止まっていて約束の時間に遅れそうな大失態を犯すところでした。

気をつけなければなりません…

今では帰宅したらジリジリと巻くことを習慣化しています。

特徴的で美しい3段ラグや風防周りのデザイン。

立体的で画一的ではない奥深さを感じさせてくれるデザインはこれまた素敵でお気に入りなのですが結構ホコリが溜まりやすい。

とくにここの部分。

こればかりはどうしようもないので爪楊枝の先にティッシュを被せて掃除したりしますが、またすぐ溜まってしまいます…。

すごく目立つところではないのでいいっちゃいいのですが…

先の「手巻き」と同じように慣れていない部分として、「防水性」があります。

こちらの時計は「3気圧防水」

「3気圧防水」は「日常生活用防水(JIS規格では1種防水時計に分類される)」とも呼ばれ汗や雨、洗顔をするときに付着する水滴などに耐えられることを示しています。

水深30mまでの水圧に耐えられるということを指しますが、食器を洗浄したり、洗濯物の手洗いをしたりといった水仕事をする際に着用することは推奨されていないことに注意が必要です。

この時計をしながら水場で何かしら作業する、ということは考えられないですが昨今、手洗いはとても頻繁に行います。

この時計に水がかかることは極力避けたい。

多少かかったくらいであれば拭き取れば大丈夫かもしれないですが、万全を期して手洗いの際には時計を外して行うようにしています。

今までは割とダイバーズウォッチなどを使っていたのでそんなこと考えることもありませんでした。意識することが必要だなと…

面倒といえば面倒なのですがその手間もまた愛らしい。

あと、雨の日にはこの時計はつけないようにしています。

そういう日にはアクアノートですね。

ベルトとケースの間もすごいホコリが溜まる

厚みは11.45mm

その数字を見ると若干厚めなのかなと思いながら、腕に乗せた時にその厚みを感じることはほとんどなく腕にスッと馴染みます。

直径41mmの大きさと馴染みがいいのか計算され尽くしている比率なのか…

ストレスを感じることはありません。

どちらかと言えば薄いはずの10.2mmのアクアノートトラベルタイム5164aの方が厚みを感じる…

なぜなのでしょう。デザインの違いなのか単なる印象なのか…

こちらのベルトのつけ方がちょっとだけコツ?がいるのが盲点でした。

この折りたたみ式バックル、いざ閉めようと思って上から押さえてもうまくハマりません。

若干斜め上から押すとカチッと入ります。

(個体差があるようです)

納品時にそういう説明を受けたので仕様だというのは分かっていたのですが慣れるまで時間がかかりました。

このバックル、ケース素材と同じ素材で作られているというのでホワイトゴールド製とのこと。

時計のケース素材がプラチナだったらプラチナ、イエローゴールドだったらイエローゴールドとなっているらしく…

すごいこだわりですね。

裏側には美しすぎて惚れ惚れしてしまう手巻きクロノグラフ・ムーブメント「CH 29-535 PS」が。

直径:29.6mm 厚み:5.35mm 部品点数:270個 石数:33個 受け:11枚 
パワーリザーブ:最小65時間(クロノグラフ非作動時)クロノグラフ作動中は58時間
テンプ:ジャイロマックス 髭ゼンマイ:ブレゲ巻上ヒゲ
振動数:28,800振動

私はライトユーザーなのでムーブメントのことは詳しくないのですがこの美しさは詳しくなかろうと一発で理解できます。

中身を理解せず外見だけで好きになってしまう浅い男のような感じですが今はそれでもいいかなと。

ここから長い付き合いになるのですから、ゆっくり時間をかけてムーブメントのすばらしさを紐解いていければ…

ほぼ毎日眺めてウットリしています。それくらい美しい。

時計を購入して後悔したことはほぼありませんがこの時計は群を抜いて満足感が高いです。

個数もそう多くはないと思うので、街を歩いていて人と被る可能性がほぼゼロなのも嬉しい。

初めて正規店で購入したパテック・フィリップ。

一生の記念に残る素敵なマスターピースです。