私は左利きなので時計は右手につけています。
皆さんはどちらの手につけていますでしょうか。
普段つけてる手と逆の手に時計をつけることってありますか?
時計は利き手と逆の手につけるのが一般的かと思いますが、それはなぜなのでしょう。
時計のつける手の起源からまとめて、最後に私がよくする気分転換、スイッチの切り替えのお話をしたいと思います。
腕時計はどちらの手にするか
腕時計は利き腕ではない方の手につけるのが一般的ですが、世界平均では人口の9割が右利きです。
ちなみに世界的に見て日本は左利きの割合が多い国。現在の割合は増加傾向にあるとのこと。
自主性を重んじるようになったのか、右利きに矯正されなくなってきているのが大きいのかもしれませんね。私もそうでした。
逆にアメリカは左利きの割合が2%程度とかなり少ないです。
時計をつける目的は時刻や日にちを知るためですが、携帯電話の普及もあって時間を知るために必要なアイテムは腕時計に限ったことではなくなり、アクセサリーとしてのファッション性やステータス性も重視されるようになっています。
多くの人は「みんな左手につけているから」「左手の方が慣れているから」という理由で、漫然と左手につけているのではないでしょうか?
時計を左手にする理由
そのきっかけとなったのは戦争だと言われています。
戦場では兵士が砲撃のタイミングを計るために時計は必須のものだったのですが、その時主流だった懐中時計は時刻を見るたびにポケットから出さねばならないことや、時計を手に持って確認するために片方の手がふさがってしまい不便でした。
引用:セイコーミュージアム
利き腕の右手はずっと銃の引き金にかけていたので、必然的に利き手と逆、左手首に懐中時計を結びつけて使用するようになったと言われています。
また、利き腕はよく動かすので何かにぶつける可能性が高く、動きが少ない左手につける方が時計を傷つけずにすむという理由もあって、利き腕の反対側にするのが常識のようになりました。
時計を右手(利き手)にする理由
有名な人だと、タレントの木村拓哉さんは右利きにもかかわらず、俳優として他人を演じるとき以外は腕時計を右手につけています。
司会や接客業のように仕事中に時計をちらちら見ることがマナー的によくないとされる職種の方は、利き腕に腕時計をすると、所作の中で自然に時計が目に入るので周囲に気づかれずに時間を確かめられる、というメリットがあります。
これは営業の方にも当てはまる方がいらっしゃるかもしれません。
また、パネライのようなデカ厚時計はリューズが手の甲に当たるので右手につけるようになった、という人も。
右手用の腕時計
普通の腕時計を右手につけると、リューズも右側になってしまうので、時刻を調整する際には腕時計を外さなくてはなりません。その時に落として時計に傷を作ってしまう危険性があります。
それが左利きの人にとっての泣き所ですが、リューズを左側に設けた左利き(レフティ)用の腕時計も少なからず存在しています。
今レフティの時計で有名なのはパネライかもしれませんね。
スイッチの切り替え
仕事の時に時計をつける人はたくさんいると思います。
また
・仕事でつけている時計とは別の時計をつける
こういう人もいますよね。
色々な考えがあると思いますが、私がやっているちょっとした気分転換方法でプライベートの時は普段仕事でつけている手とは逆の手に時計をつける、というのがあります。
これはちょっとしたことなのですが、普段とは逆の腕につけることで頭の中の仕事とプライベートのスイッチが切り替わるような気がするのです。
時計は一度つける手を決めるとずっと習慣で同じ手につけますよね。
それを意識的に変えてあげることで、スッと切り替えができるようになります。
特に仕事で上手くいかない、落ち込んだときによくやります。
まとめ
ブランドやモデルとは別に、その人の考えが反映される「時計をつける腕」のお話。
いつもとは違う逆の手につける、というのもやってみると、自分なりの発見があって面白いですよ。