パテックフィリップのスポーツモデル ノーチラス アニュアルカレンダー 5726/1A-014を購入して1年ちょっと経過しました。
この時計は本当にすごい。美しい。飽きることがない…!
5172G、アクアノートに続きこの時計に触れ、パテックフィリップの素晴らしさと魅力に更に引き込まれました。
世界一の時計ブランドの魅力を語るには触れている本数、モデル数は全然足りていないと思いますが末席を汚している身としてこの時計の魅力を色んな角度からまとめてみたいと思います。
この時計の購入を検討されてる方や興味を持っていた方の参考に少しでもなりましたら幸いです!
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Contents
モデル基本スペック 5726/1A-014
- ブルーブラック・グラデーション文字盤
- ステンレススチール仕様
- ねじ込み式リュウズ
- サファイヤクリスタル・バック
- 12気圧防水
- ケース径:40.5 mm
- 厚さ:11.3 mm
- ステンレススチールブレスレット
- 調整システム付折り畳み式バックル
- 定価:8,481,000円(2024.1.13現在)
文字盤の美しさとデザイン
アクアノートのレビューでも記載しておりますが、パテックフィリップの時計はよく「写真が実物を超えることはない」と言われています。
これはノーチラスのための言葉なんじゃないかと思うくらい実物の美しさは段違いです。
水平エンボス文字盤は見る角度だけでなく室内・屋外、時間帯などによってその表情を変えて楽しませてくれます。
ブルーと思わせてグレーのような色み、とても発色良く色気たっぷりのブルー、鈍くも確かに主張するブルーなど…
色味に関しては何とでも言えてしまうかもしれませんが、そのくらい表情豊かにコロコロ変わります。
屋内の暖色系蛍光灯の下ではグレー、晴天よりも曇り空の下だと綺麗なブルー、冬の朝はハッキリとしたブルー、夏の夕方はグレーがかったブルー、という感じ。(個体差・個人差あり?)
外周に向かって濃くなる、というのでバーインデックス周辺は大体いつも暗く視認性は抜群です。
アニュアル(年次)カレンダーとムーンフェイズ
5712のアシンメトリーな配置と違いこちらはシンメトリーデザイン。
曜日、月、ムーンフェイズ、日付が中央ラインに配置されています。
私は今のところシンプルよりは色々詰め込まれている文字盤が好みで、5726のスッキリとしつつも英字と数字が程よく主張してくるこの文字盤がドツボです。
ただ使って1年以上経ってもほとんどムーンフェイズを意識したことはありません…。
文字盤上に月が出てると「あ、今日は月があるんだ」とかデザイン的にちょっと賑やかな感じがするくらい…?
個人的にはそれだけでも意味があると思いますし、ほんの少しでも月の満ち欠けを意識するようになったのは風流な気がするようなしないような…。
5726はグラデーションだけでなく、文字やムーンフェイズで表情をコロコロ変えてくれるので「時間を見る」という時計本来の役割を「時計を楽しむ」に変えてくれるように思います。
あの手この手で素晴らしく楽しませてくれるエンターテイナー!
あまり関係ないですけど「年次カレンダー」と「アニュアルカレンダー」ってどちらが一般的なんでしょうね…?
着け心地
40.5 mmのケースに11.3 mmの厚み、重さは約151gほど。
このステンレスブレスの着け心地は本当に抜群で吸い付くようです。
1つ1つのブレスが大きすぎず腕に沿うようにフィットし、時計のみで自立が出来るほどのバランス。
調整をしているから、というのはありますが理想的な腕のポジションからほぼズレず鎮座し続けてくれます。
着けていて11.3mmという厚みを感じさせないのは素晴らしいの一言。
重さや厚みの点からアクアノートの方が着け心地は良いと感じていますが、甲乙つけ難いといいますか…ベクトルが違うので両者ともに秀逸だと感じます。
若干本題からは逸れるかもしれませんが傷を恐れて気軽に着けづらいという点においての着け心地の悪さもピカ一だと思います。笑
登板回数はアクアノートの10分の1以下かもしれません。今後もっと使っていきたいですね。時計は着けてナンボ。
希少性
希少性という点において5726は優れている(?)のではないでしょうか。
リアルで着けてる人を見たことありませんし並行店にも中々出てきません。
人と被りづらい、という点もこの時計にした大きな理由の1つです。
個人がオーダーメイドで作っている時計ではない以上誰かと被るのは当たり前ですがそれでもできるだけ…というのが本音。
その欲求を存分に叶えてくれる素晴らしいモデルだと思います。
現在国内で販売されている個体は保証書無しでこのくらい。
Chrono24だとこのくらい。
色々麻痺してますが中々のお値段…
傷
傷に関しては普通のステンレス時計と同様のイメージで使えば傷ついていく、という感じで特別傷つきやすい・にくいみたいなことはないように思います。
ただアクアノートの方でも記載しておりますがベゼル部分の傷はどうしても避けられません。
気づけば「なんか傷ついてる!」となって凹みますがそれはもう味として受け入れるしかありませんね…。時計なんて傷を恐れてたら着けられません。
半袖の時は裸の状態でぶつかる危険がありますし、長袖は長袖で素材によっては擦れ傷ができることも…。
そういうことを気にしているようではこの時計には相応しくない!と何かを訴えられているような気持ちにもなりますが「ノーチラスを着ける気持ちの高揚感」と「傷つけてしまう恐ろしさ」を天秤にかけた時に高揚感の方が勝るので、これからもガンガン着けていきたいと思います。
ブレスレット部分の傷に関しては正直あまり気になりません。
ガツンと凹んでいたりすれば流石に気になるかもしれませんが多少の擦り傷であれば「そんなものだよね」という感じです。
ノーチラスのブレスレットはサテン(艶無し)とポリッシュ(艶有り)のコンビネーション。
ポリッシュ部分は盛り上がりがありぶつけやすいのかな、と思いましたが意外とそんなこともありません。
この形式のブレスコンビネーションはロレックスデイトナと同じですが、ノーチラスのブレスはポリッシュ部分が盛り上がっていて視覚的な美しさが格段に高いように思います。
美しさに加え盛り上がり部分がうまいこと周囲を反射して傷がついたとしても目立たないようになっているような…。デイトナを使っている時はポリッシュ部分の傷が目立つなぁと思っていた記憶があります。
傷を気にしないのは難しいですが自分の中でうまく折り合いをつけるしかないですね…。
パテックフィリップの入門機として
パテックフィリップを一番最初に買う時の選択肢に上がりやすいのはアクアノート、カラトラバのイメージですが「いずれノーチラスを!」と考えていらっしゃるのでしたら最初に買うのはアリだと思います!
文字盤の美しさ、腕に着けた時のフィット感、機構の美しさ、満足感など他の時計ではなかなか味わうことの出来ないものを感じることが出来ます。
最初で最後の1本だとしても、生涯を共にする相棒としてこれ以上はなかなかないのではないでしょうか。
ファッション
ラフな格好でもフォーマルな格好でもなんでもイケます。
もともとのノーチラスのコンセプトが「スーツにもウェットスーツにも似合う時計」というのは有名かと思いますが、ご多分に漏れず5726もどんなスタイルでもいけると思います。
私は普段スーツを着ないのですが、結婚式やパーティのような晴れやか場に最高に合いますしTシャツGパンのようなシンプルスタイルもバッチリです。ノーチラスに似合うようなファッションを、と購入当初は肩肘張ってましたが今は等身大のファッションでいいだろう、と思っています。
夏はユニクロのTシャツやこちらで書いているユナイテッドアスレのTシャツとよく合わせていましたし、もはや自分のファッションは時計が大部分を占めているので時計がカッコよければそれでいい…!という…。
(もちろんそれなりの服と合わせることもあります!)
どんな服でもそれなり以上に見せてしまえる時計だとも思うので、自分の「好き」に簡単にプラスできる万能時計だと思います。スポーツモデルの時計は割とどれもそんな感じかもしれませんが、その中でもノーチラスは頭一つ抜いているのではないでしょうか…!
ノーチラスを購入して変わったこと
たとえるならマサラタウンを出たばかりのサトシがミュウツーを持っているような。
一種の無敵感を与えてくれているような感覚です。
言いすぎのような気がしないでもないですが個人的には本当にそんな感じです。
単純な私は「ずっと憧れてやまなかったあのノーチラスを使っているんだ!」という思いが自身に与える影響たるや甚大で色んな面でとても良い影響を与えてくれています。
他の記事でも書いていますが仕事に打ち込む熱や立ち振る舞いなど、細かいところから大きなところまで様々です。
購入してマイナスな点は無いように思いますが知らず知らずの内に不遜な態度や失礼な物言い、自分を大きく見せようとしていないかは心配です…。
そういう人間にはなりたくないものですが…強く意識していきたいです。
優劣をつけるようなものではないので完全に自己満足の世界ですが、個人的には今まで購入した時計の中でピカ一素晴らしい時計だと思っています。
この時計に負けないよう自分も研鑽を重ね相応しいオーナーとなりたいですね…。
仕事でミスをした時や落ち込んだ時に見たり着けたりするだけでちょっとだけ力をもらえる気がします。
身に着けるものでそんな力もらえるなんてそうそうないと思うので本当に良い買い物をしたと思います!
まとめ
どこをどう切り取っても素晴らしい時計、という感想に尽きます。
手に出来て本当に良かったと思いますし、今後も愛用していきたいと思います。手に入れづらい時計ですがそれだけに使っている時の高揚感も満足感も段違い。
どんな時でもどんな場所でもイケてしまう万能時計はなかなかないように思います。
出来るだけ早く、長く楽しむために使えるものは分割払いでもなんでも使ってしまうのはどうでしょう。
実体験として、早く購入したことによる後悔は1mmもありません。
パテックフィリップの青文字盤、本当に最高です。
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