スマホカメラの性能はドンドン良くなっており、時計を撮るにしても何の問題もなく、とても綺麗に撮れますね。
ですが味のあるトリチウム針の接写や、文字盤に刻まれた文字など、スマホのズームだけではどうやっても綺麗に撮れない物があります。
自分の大切な時計の色々な顔を残しておきたい。
そんな人におススメしたいのが「接写レンズ」です。
時計の新しい写真を撮りたいと思っている人に、使い方や使ってみた感想をまとめたいと思います。
REAL PRO CLIP LENS
今回私が購入したのはこちら。
「スマートフォンによる撮影の新たな楽しさを提案すべく、現行のKenkoリアルプロシリーズに超接写6xが新登場。 マクロの世界を撮影したいユーザーのために新たに開発された、6倍(面積比24倍)の超接写レンズです。 アートとしての写真だけではなく、教育、美容や産業など、役立つ分野が広がります。」
リアルプロクリップレンズ 超接写6倍 HPより引用
4倍と3倍を組み合わせて6倍の接写が出来る、というもの。
中身はレンズ(3倍と4倍)、ピントフード、クリップ、レンズキャップ、ポーチ、クリーニングクロスです。
レンズキャップはわかりづらいですが、ピントフードのついているレンズに装着されています。
携帯につけた感じ
携帯につけるとこのようになります。
クリップの挟む力が強いのでちょっとやそっとでは外れないです。
レンズをつけた状態だと携帯本体のカメラとの装着時のズレがよく起こるので、このようにレンズをつけてない状態でクリップをつけるといいかもしれません。
どんな写真が撮れる?
4倍レンズ
4倍の状態ではこのように撮れます。
すごい綺麗に撮れます。
特にサブマリーナの方はトリチウム針など素材の味・雰囲気が感じられますね。
ちなみにレンズをつけない状態でiPhoneの4倍ズームで撮ったものはこのようになります。
これでもキレイといえばキレイですが、トリチウム針の錆部分までは撮りきれていないですね。
6倍レンズ
4倍と3倍を合わせた6倍の状態ではこのように撮れます。
よりミクロな写真が撮れますね。
使用感は…
4倍と6倍。
使った感じとしては4倍は使いやすく、6倍は難しい、という印象です。
慣れていない、というのが大きいと思いますが、6倍状態では僅かな手のブレや被写体との距離で写真の出来上がりが大きく変わってしまいます。
どちらも若干ボヤけてますね…
付属のピントフードを使用するとピントが合う距離を固定でき、しかもブレのない超近接撮影が可能になります。
※付属ピントフードはピントが合う距離が固定のため、マクロレンズを2枚組み合わせた時のみ使用可能です。
とありますが、時計を撮る上では絶妙にピントが合わないのでピントフードは外した状態で使用してます。
一方で4倍はそこまで難しいこともなく、簡単に美しい写真が撮れます。
iPhoneの4倍ズームよりキレイな接写写真が撮れるというのももちろんありますが、ピントを合わせた場所の周りが若干ぼやけるようになるので、伝えたい意図・見どころがより鮮明な写真になるのが素晴らしいポイントだと思います。
(3倍レンズは4倍レンズとそこまで大きな違いを感じなかったので、3倍単体でのレビューは割愛しました。)
まとめ
ディテールにこだわった時計の写真を撮りたい人にはとてもおススメです。
特に、経年変化で味が出るアンティークウォッチや希少文字盤などをお持ちの方は、その接写を撮って保存しておきたいことかと思います。
SNSで上げられている接写写真を見て「いいなぁ」と羨んでいた私にとって、この接写レンズを手にしてから写真を撮るのが楽しくて仕方ありません。