【失敗・後悔？】ノーチラス5711が500万円。2018年のパテック・フィリップが安すぎる！

年々上がっていく時計の値段。モデル、ブランドにもよりますが定価だけでなく並行店での値段も以前では考えられないほど上がっていますよね。

4年前の2018年、私がヤフオク詐欺にあった時のデイトナ116520の相場は大体200万前後（保証書有の値段）。

2022年11月現在の値段は大体350万前後。4年間で150万ほど上がっています。すごい。

では今から4年後の2026年ごろにはどんな風になっているんだろう…と分かるわけもない相場感に思いを馳せながら昔の時計の写真を見て懐かしんでいたところ、2018年6月のとある店舗での写真を見つけて驚愕しました。

その写真というのはパテック・フィリップ。（ピンが甘いのはお許しください。）

せっかくなので現在の値段（定価も）と比べて楽しんでみようと思います。おそらくデイトナを買おうと並行店に行っていたときにたまたま撮ったものだと思います。

ここに写っているモデルを（画像だとわかりづらいですが）ピックアップしてみます。

（）

その当時は「高い！こんなん買えるか！」と思ってました。今の相場からすると驚きの安さ。

現在が異常なのだろうけど、大体のモデルが現在の価格の半分以下。定価も安いですね。現在より大体100～200万円くらい安い。値上がりが凄いですね。

ここから2022年11月1日現在の価格を見てみましょう。

・アクアノート 5167A-001（2022年11月の定価3,102,000円）10,685,975円　

1000万超えです。定価も約80万の上昇。アクアノートの人気はとんでもなく上がっていますがここまで…店舗によっては800万円前後で売っていますが大体このくらい。

今まで見ることはあっても5167自体を触ったことがほぼ無いので、この8.1mmの薄さを体感してみたいです。

・アクアノートトラベルタイム 5164A-001（2022年11月の定価5,489,000円）15,789,510円

1500万超え。さすがに高い。5167に比べデュアルタイムゾーンなどの機構が盛り込まれているので定価も高いですが…

5164は顔がとても好きです。絶妙なゴチャゴチャ感というか濃い顔というか…ポインターデイトはちょっと見辛いですけどね。5167にしても5164にしても、定価の3倍の販売価格とかもう驚かないです。後ろにもっととんでもないのがいるので…。

・アクアノート 5167R-001（2022年11月の定価5,885,000円）14,082,000円

パテック・フィリップの末尾のアルファベットは素材を表しておりＡはステンレス、Ｒはローズゴールド。ここには無いですがＧはホワイトゴールド、Ｊはイエローゴールド、Ｐはプラチナ。ご存じの方は「何をいまさら」と思うと思うのですが一応念のため…

こちらはローズゴールド仕様のアクアノート。ステンレスモデルのブラックとは違うブラウン・エンボス文字盤とチョコレートブラウンのトロピカルバンド。何かと話題に上がるのはステンレスのＡの方ですがこちらも違った色気があっていいですよね…！美しい。並行店でもあまり見ない印象です。

ステンレスと350万ほどの差額。どちらを選ぶかは個人の経済状況、好みの問題ですがこの差額ならばステンレスを選んでしまいそう…

・ノーチラス 5711/1A-011 （製造終了時の定価3,575,000円）31,999,900円

こりゃおかしい。高すぎますね。3000万オーバーて。定価の約10倍。ほか並行店の値段を見てみると2000万円前後。でも高い！青文字盤の方が高いですが誤差レベル？

人気は青文字盤の方が高いでしょうが爽やかな白文字盤も素敵です！4年前に購入して着けずに寝かしてたら2500万円のプラス…

2500万円あったら…時計を買いますね。結局変わらない。

・ノーチラス 7118/1A-010（2022年11月の定価4,136,000円）10,450,233円

レディス用ということで、35.2mmのサイズ感がまたエレガントなノーチラス。通常のものとは異なる波打つ文字盤がセクシーです。しかしレディス用とはいえ1000万オーバー…さすがパテック。というよりさすがノーチラスですね。

2018年は正規店と並行店の値段はほぼ変わらず、というところだったのにいつの間にか2倍以上の乖離。

レディス用とは言われていても、男性で着ける方もいらっしゃるとのこと。35mmくらいのサイズ感は意外とハマるかもしれませんね。

・ノーチラストラベルタイム 5990/1A-001（製造終了時の定価6,391,000円）39,228,925円

とんでもないです。約4000万。製造終了になりましたが、先日ニューモデルの「5990/1A-011」が発表され話題沸騰。新作の方はブルー文字盤で、終了になったこちらはグレー文字盤。同じステンレスなのに新作の方は定価が約300万円アップの9,218,000円！もし市場に流れたらこの調子だと簡単に4000万どころか5000万オーバーとかいくのでしょうか…？

新作はさておき、今市場でホットになっているモデルの一つであることは間違いありません。個人的にこれでもか！と色んな要素が凝縮されているのが大好きなのでこれは憧れのモデルの1つです。こんなモデル、もし手に出来たとしてもビビッて使えなさそう…

・ノーチラスクロノグラフ 5980/1AR-001（2022年11月の定価10,175,000円）22,067,500円

現在ノーチラス唯一無二のコンビモデル。ステンレスにローズゴールドのアクセント、その顔にブルー文字盤という組み合わせが色気たっぷりでニクイ。青文字盤にゴールドのインデックスというのも素敵。しかし市場ではあまり見ない印象のモデルです。そもそも出回りが少ないとは思うのですが…

定価でいえば5990/1A-001よりも400万ほど高いのですが、ステンレス人気が異常でザックリ計算で5990の約半額。こんな特徴的な顔してるので街などで見かけたら一発で分かりそう。人と被らない個性溢れるノーチラスを求める人にはうってつけなんじゃないでしょうか。

・ノーチラスクロノグラフ 5980/1A-001（2014年製造終了時の定価5,205,600円）21,000,000円

2006年にノーチラス生誕30周年を記念して発表された、パテック史上初のスポーツクロノグラフ。もう全部のモデルに言えることですが色気がハンパない。6時位置のサブダイアルは60分積算計と12時間積算計が同軸に統合されており、スッキリとした見た目。

こちらは製造終了から8年経過しているので市場に出回りが少なく、価格コムさんのほうに登録がなかったので2店舗の価格を掲載します。

うーん高い…。でも2000万円くらいだと他にもとんでもない価格がゴロゴロしているのであまり驚かなくなっている自分に驚きです。この当時は恐れ多すぎて実物を触ったことは無いのですが、もし機会があれば是非拝見したいモデル。

・カラトラバ　パイロットトラベルタイム 5524G-001（2022年11月の定価7,469,000円）8,373,050円

カラトラバという名前がついていますがカラトラバ感はあまり感じない独創的なデザイン。ニス加工のブルー文字盤ということで、私が持っている5172Gと似ていますがまた違った雰囲気。ケース径が42ｍｍというのはちょっと大きいのかな、という印象を受けます。

現在の価格はプレミア価格で定価よりも約100万円プラス。4年前と比べると230万円プラス。現在正規店ではほとんど商品が置いていない状態なので仕方ないのかなと思いますが…スポーツモデルのみならずほぼ全て店頭在庫がないというのは異常事態ですね。

・Twenty~4　4910/10a-011（製造終了時の定価1,463,000円）1,080,000円

こちらは価格コムさんに登録がなく、宝石広場さんの価格で。定価よりも安い、というのはちょっと安心しますね。こちらは製造終了になっていますが文字盤にもセットされたダイヤが煌びやかで美しいです。

現在の4910シリーズはソレイユと呼ばれる光沢感のある文字盤になっており、そちらの定価は2,068,000円と約50万円のプラス。

いかがでしたでしょうか。男性モデルは定価も並行店での販売価格も総じて右肩上がり。その上がり方が異常なレベルで、4年間の重みを感じます。

コロナ禍における時計バブルは凄まじかったので、ここから4年後に同じように価格が上がっているかと言われれば疑問が残ります。欲しい時計があるならば早めに購入した方がいいのでしょう。値上がりどうこう以前にその時計を楽しむ時間が増えるのですから。

あーー4年前に戻りたい！！

≫【時計詐欺】ヤフオクでロレックス デイトナ買ったら詐欺だった話①

≫パテック・フィリップ　ノーチラス、アクアノート　予約から納品までの流れ

≫初雲上　パテック・フィリップ　アクアノート　トラベルタイム5164a　購入3か月レビュー