社会人になり、思い切って機械式時計を購入してからというもの、早いもので9年以上が経ちました。
家を出ない日を除けば時計をつけなかった日はありません。
それこそ仕事やレジャー、最寄りのコンビニに行くときも。
もう自分とは切っても切り離せない関係になりましたし、今後どれだけハイテクなデジタル時計が出てこようと、機械式時計をつけなくなる自分を想像できません。
時計を買う前は正直「時間もズレるし、高いから神経使うだろうし何がいいんだろう」と思ってましたが、今ではその魅力にズブズブです。
まだ9年しか使っていないですが、時計が自分に与えた影響を分析してみたいと思います。
達成感を味わえる
時計は高価です。これは間違いありません。
比較的手に入れやすい時計でも数万円はしますし、上を見れば数千万、数億円なんてものも…
毎日仕事を頑張って毎月コツコツお金を貯めて、憧れの時計を買う。
そうやって手にした時計を見て、確かな達成感を感じることができるのです。
仕事で目に見える成果というのは簡単に出せるものではありません。
そんな中、時計は分かりやすい形で達成感を味わえる素晴らしいものだと思います。
仕事がより頑張れます。
資産になる
ロレックスに限らず腕時計は資産価値が高く、世界経済情勢や希少性がかみ合えば購入時より高く売れることもあります。
通常、多くの商品の価値は買う瞬間が一番高く、その後は下がる一方ですが、時計に関してはその限りではありません。
「普段から楽しめる、身につける資産」だと思います。
初めて時計を売却した時にその言葉を実感して大変驚いたものです。
コミュニケーションのきっかけになる
社会人になり、ある程度経つと時計に興味が出てくる人が結構います。(全く興味ない人もいっぱいいますが)
後輩が時計に興味を持ち、相談に乗ったりしているうちに自然と仲良くなったこともありますし、取引先の方と「それIWCですか?私も好きなんです」という切り口から会話が広がったこともあります。
時計は目立つ存在ですし、自然と目がいってしまうものです。
私は相手が良い時計をつけていると「この人は仕事が出来る人なのかな」と思ってしまいます。
「ハロー効果」と呼ばれる現象だそうです。
もちろん例外はあると思いますが…
時計はコミュニケーションの入り口としてとても役に立ちます。
自分のレベルを上げてくれる
個人的に一番大きい効果だと感じるのがこれです。
私が初めて時計を購入した時、「この時計に自分は見合っているのだろうか」という気持ちになったことがあります。
しかし翌日、いざ出社直前 「これをつけて会社に行くのが恥ずかしい」と思ったのです。
当時会社の先輩で時計をつけている人は多くなく、社会人2年目の私が高級時計をつけるということが背伸びをしているようで、とても恥ずかしく思いました。
「私なんかがこれをつけていいのか…」
と思いながら出社すると、案の定めちゃめちゃにイジられました。しばらく私のあだ名がロレックスとなるくらいに。
それからというもの、「背伸びをしていると思われているから、からかわれるんだ。仕事で成果を出してちゃんと認められるようになろう」と、仕事により一層のめり込んでいくようになります。
今思ってもあの時、時計を買ってよかったと思います。
自分の心の持ちようをガラッと変えてくれました。
心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる
松井秀喜選手の座右の銘ですが、数十万で心を変えることが出来れば安いと思います。
まとめ
機械式時計はいらない、という人は確かにいますし、その理由は納得できる部分もあります。
しかし実際手に取ってみないと分からないことはありますし、つけていることで得られた自信と、仕事に対しての情熱はお金には代えられないものだと思っています。
もしまだ機械式時計を手にしたことがない人は、是非一度直接お店で見てみてほしいです。
試着だけでもいいので…
生で触れることでしか感じ取れない機械式時計のオーラや貫禄みたいなものは確かにあります。その重さや存在を肌で感じてみてもらえたらなぁと思います。