ディスコン(discontinued)とは、中断(する)、中止(する)、廃止(する)、打ち切る、打ち切り、やめる、終わる、などの意味を持つ英単語 “discontinued” (ディスコンティニュード)を短縮した符牒。
2024年1月31日でパテックの国内正規店が一部を除いて百貨店等から撤退しました。
その件に関してまとめていた2月1日、「国内の正規店はどのくらいになったのかな」というのを調べるためにパテックのHPに訪れた時、ついでに自分が持っている時計の価格がいくらだったか見るためにアクアノートのページに飛んだら…
ない!トラベルタイム5164aがない!
調べてみたらなんとディスコンになったとのこと…!
その瞬間ガッツポーズしてしまいました。歓喜!
今後新しいトラベルタイムが供給されることはない…。当たり前ですがいざ自分の持っている時計がディスコンになるのは嬉しいですね。
今までデイトナやシードゥエラーなど、ディスコンになった時計を購入したことはもちろんありますがすでに持っている時計がディスコンになったのは初めて。
購入してからというもの、今までの時計の中でもトップクラスに愛用している時計ですが更に愛しく思えてきます。
それでここでは簡単なトラベルタイムの歴史や今後の相場などの(勝手な)妄想、アクアノート新モデルの予想などをまとめてみたいと思います。
トラベルタイム 5164aの歴史
引用元:銀座ラシンさま
アクアノートは大きく分けて3世代に分かれており、初期モデル「5060」・第2世代モデル「5065」「5066」・現行モデル「5167」に分類されます。
その「5167」の派生モデルとしてアクアノート初のトラベルタイム機構、出発地と現地2つの昼夜窓表示、ポインターデイトなどの複雑機構を搭載し2011年に登場。
トラベルタイムはパテックフィリップが独自に開発した機構であり、簡易的に操作可能にしたGMT機能のことを指します。当初はカラトラバに採用されていた機構とのこと。
2024年ディスコンとのことで実に13年間製造されていたことになります。
現在の相場は
ディスコンが発表され相場に変化はあるのかな、ということで見てみると…
大体1000万円前後ですね。このあたりの詳細を見てみると年式が古かったり保証書がなかったり。
こちらは2月1日にスクショしたものなのですが数日経っても特別変化は見られません。
同じトラベルタイムであるローズゴールドの5164Rがあるといえばありますが…。
それでもかつての相場に比べると大分高い。
ノーチラス5711のディスコンが発表された時はそれこそ一瞬でネットショップから姿を消し、その後異常とも言えるほどの値上がりを見せたものです。
今は発表されたばかりで様子見、ということなのでしょうか。
しかし冷静に考えてみればアクアノートがノーチラスの各モデルよりも高額になるのは考えづらいです。
(5650Gのような特別モデルは除きます。今見てみると7000万から1億越え…とんでもない)
話が逸れました。アクアノート5167がディスコン、となったらグッと値上がりしそうなものですが、派生モデルのトラベルタイムはそこまで…という感じなのでしょうか。
こういう動きを見ているのも面白いです。
トラベルタイム 5164aの将来性
人気モデルであるアクアノート5167の派生モデル、複雑機構搭載、顔がいい(個人的感想)、ステンレスモデル、パテックスポーツモデルの中では価格は抑えめ…。
もろもろ考慮するとここから上がっていく要素しかないと思うのです。
これからの流れが非常に興味深いので動向を追っていきたいと思います。
アクアノート新モデルは
一番ありえそう(個人的に来てほしい)と思っているのはレディースモデル5261Rがステンレスモデルとして発売されること。
こういう複雑機構がギュッと詰まった顔が本当に好みなので熱望しております。
39.9mm、厚さ10.9mmというサイズ感もとても素晴らしい。
レディースはもちろん、メンズでも全然いけますよね。というかなんでメンズモデルとして売り出さなかったんでしょう。
ステンレスモデルで…というのは価格的な面ももちろんですが配色がどうなるか非常に気になります。
現在の色もかなり好みなのですがステンレスになると…雑で申し訳ないですがこういう感じでしょうか。
いいなぁこれ…!
ステンレスになったとしたらムーンフェイズやアラビアインデックス、日付表示まわりのローズゴールドから色が変わるはずなので雰囲気が更にガラッと変わるでしょうね。
出してほしいです。
ノーチラスとアクアノート
ノーチラス5711/1Aが5811/1Gへとモデルチェンジした時にステンレスからホワイトゴールドへと移行し、高級志向のモデルへと明確にチェンジされました。(ステンレスでも十分高級だったと思いますが)
これにはパテックのティエリー・スターン社長は「パテックフィリップでは、年間66,000本が限界なのです。時計の品質を危険にさらしたくありません。私はパテック フィリップを守る必要があり、ゴールド素材で販売することはブランドの保護の一部なのです。」と仰っていました。
しかし同時に「アクアノートを中心としたスポーティな時計にはスチールを残しますよ」と彼は付け加えた。「でも、スチール製だけを作るのは危険だし、簡単すぎるんです」。
引用元:ZENMAIのココ東京さま
ノーチラスは高級志向、アクアノートはブランドの中でカジュアルでリーズナブルな立ち位置、と今後より明確に棲み分けをしていくのであれば上記の5261がステンレスになって登場…というのはあり得るのではないかと思います。
まとめ
完璧に個人的な願望、希望てんこ盛りでしたが5164aの今後とアクアノートシリーズの動向が非常に楽しみです。
2024年発表の新作でドカンと発表されたりしないでしょうか。
5168Gのようなトラベルタイムのホワイトゴールドモデルとか。トラベルタイムの顔にブルーやカーキ…最高だろうなぁ!
5968Gのようにフライバック・クロノグラフのブルー、カーキがあるのだからトラベルタイムも…。しかしさすがにそれは安直か…?
5261のステンレスモデルとトラベルタイムの色違いホワイトゴールドモデル。
そんな未来が来てくれることを楽しみにして今後も注目していきたいと思います。
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