私は服や靴を試着する時は緊張しますし、出来ることなら店員さんの手を煩わせることなく終えたいタイプです。
時計を見る時も、可能ならば一人で見て色々確かめたいですが、高価なものの性質上、ディスプレイに入っており不可能…
毎回毎回店員さんにお願いして出してもらうのが心苦しく思っておりました。
ですが、最近店員さんとよく話せるようになり、お話を伺ってみると、とても嬉しい言葉を頂けたのでご紹介したいと思います。
「時計の試着はしづらい」と、私と同じように思っている方のハードルが少しでも下がれば嬉しいです。
接客は仕事
当たり前ですが接客をしてくださる店員さんはそれが仕事です。
こちらがある程度の無茶を言っても対応してくださいます。
それは分かってはいるけど、相手も忙しそうですし、買うか分からない時計を出して接客してもらうのも…
と遣う必要のない(?)気を遣ってしまい、気になるモデルをディスプレイ越しに見て帰る、というのが常でした。
気になるモデルは直接見に行く前に、ネットで相場やスペックなど調べてから見に行くようにしていましたが、購入する時は、やはり生で見て、着けてみる以上の良い方法はないので…
結構心苦しい想いをしながらお願いをしておりました。
店員さんの本音
最近ある程度年齢を重ねたからか、本気で時計を買おうと思っているからなのか、変に気後れすることなく時計を見せて頂くことが出来るようになりました。
気持ち的には申し訳ないなと思いながら…
その店員さんがとても気持ちの良い接客をしてくださる方だったので、時計の話などしながら何気なく「これこれこういう気持ちで試着をしづらい」ということをお話しました。
すると
●高価な買い物だからこそ納得した上で購入してもらいたい。
●自分たちも時計が好きなので、時計の話をしていると楽しい。
●時計をつけて嬉しそうにしている客の顔を見ると、こちらも嬉しくなる。
ザックリまとめると、このようなことを仰ってました。
逆の目線で考えてみる
私は学生時代、「ゴルフ5」というゴルフショップでゴルフクラブ販売のアルバイトをしていたことがあります。
その時、お客さんはほとんどの方が試打のお願いをしづらそうな雰囲気を出していました。
ですが店員の立場としてはドンドン話しかけてもらって、ゴルフの話をしているほうが(時間も過ぎるのも早いし)楽しかったのです。たとえ購入されなかったとしても。
もしかしたらそれと同じようなことなのかもしれない、と気づいた時に時計の試着のハードルがグッと下がった気がしました。
時計は高価だから、と変に構える必要はないのかもしれません。
まとめ
あまり気にされない方にはどうでも良い部分かもしれません。
ですが少なからず接客に気を遣ってしまう方、時計の試着をしたいけど億劫になってしまう方はいらっしゃると思います。
そういう方は「試着はお店側も嬉しいこと」という認識を持って、常識の範囲内で店員さんとコミュニケーションを取って試着してみるのはいかがでしょうか?
コミュニケーションをとることで、その時は購入せずとも、その時計の理解とお店で購入したい気持ち(信頼)が高まります。
双方のメリットがあるので、自分の中のハードルを下げて試着をしてみてはいかがでしょう?
もちろん、冷やかしはNGで…