時計はピンからキリまであるとはいえ、高額な品であることは間違いありません。
そんなに高額なものを買うなんて!という意見で一括りにする方も多くいらっしゃいますが、そうではない考え方もあります。
時計は資産である、という考え方です。
お金は貯めているだけではもったいない
私自身、兄が時計を買った時に「ケータイで正確な時間が分かるのにそんな何十万もするものなんて」と思っていたものです。
それからしばらくして自分も時計を買い、その後どっぷりとその世界にハマり今に至りますが、時計に使った金額はざっくり2000万円ほど…。改めて計算すると驚きです。
使った金額分の時計を全て持っていたらとんでもないですが、売買を繰り返した結果の話なので…
選んだ個体とタイミングのおかげで収支はプラスになっています。
ただ持っているだけ、ではないメリット
株などの投機・投資には一切手を出していないので、その世界の詳しいことはわかりませんが、時計にも投資的側面があり、市場で人気の高いブランドは使いつつ売却時に損が出るどころか利益を得られる可能性があります。
ここが時計の素晴らしいところの1つだと思います。
単純に時計としての機能を享受するだけではなく、時計が与える精神的なメリットも多々あります。
株などの投資をやっている人は会社にたくさんいて、あの企業・あの分野が上がった下がったで毎日のように盛り上がっています。
自分が興味がある分野で楽しめるのならばいいかなと思いますが、実物のないデータのにらめっこはどうにも自分には向いていない…。
(株主優待や割引など、魅力的な特典はたくさんあると聞きますが、いかんせん興味がわかない)
その点、時計は日常的に使えますし、技術とデザインの結晶を愛でることができます。
クレジットカードを使って買い物をしていればポイントや実績も貯まりますし(カードが使えないというお店は多いですが)。
お金を貯めることはとても大事ですが、余剰分があるならば気になっている時計を購入して楽しむ…という選択肢もアリなのではないでしょうか。
もし自分に何かあった時の保険として
例えば自分に不幸が起きたとして、家族に残す資産としても。
口座の貯金や保険を準備している人が大半だと思いますが、現物資産としての時計。
私は万が一のために、奥さんにどこのお店に売りに行くか、保証書など付属品のある場所など細かく伝えています。
自分の形見として子供に引き継ぐことも視野に入れておいたり…。
子供に何か形で残せるものは親として憧れもあります。
「親から子へ。子から孫へ。」
パテック・フィリップ社の昔からある広告フレーズですが、私も時計はいつか子供に引き継ぎたいと考えております。
想いのこもった時計こそ唯一無二の資産でしょう。
まとめ
私が単純に好きだから、というのもありますが時計には素晴らしい点がいっぱいあります。
株などには興味がないけど時計なら…
「資産としての時計」考え方の一つとしてアリだと思います。