時計のベルトには色んな種類があります。
金属、革、ラバー、ナイロン…
特に代表的なのは、金属と革ですね。
一番最初に時計を買う人は金属ベルトがほとんどなのではないでしょうか?
フォーマルな印象を与える革ベルトは金属とは違う雰囲気を楽しめます。
次に買う時計は革ベルトを、と考えている人も多いのではないでしょうか。
ここでは革ベルトのメリットとデメリット、メンテナンス方法をまとめてみたいと思います。
Contents
メリット
フィット感があり、軽くて疲れにくい
ステンレスなどの金属ベルトは耐久性があり、数十年使用出来る素晴らしいものですが、革ベルトに比べると重く、長時間使用していると腕が疲れることもあります。
一方で革ベルトは軽いので負担が少なく、フィット感があるため疲れにくいです。
金属アレルギーの人でも大丈夫
「時計をつけたいけど、金属アレルギーだからダメ」という人もいると思います。
私の後輩も金属アレルギーで長いこと時計を敬遠しておりました。
多くの金属ベルトに使用されているステンレスは金属アレルギーを引き起こす可能性があります。
そんな人でも気にせずつけることができますね。
汗をかいても快適に使用できる
革ベルトは吸水性があるため、手首から出た汗を吸い込んでくれます。
この吸水性のおかげで快適に使用することができます。
金属ベルトの場合、ベルトと皮膚の間に汗が溜まり汗がまとわりつく状態になります。密着しているので乾きにくくて不快ですね。
特に夏場は大変です…
革ベルトはバリエーション豊富で楽しめる
時計もファッションアイテムです。
革ベルトの最大の魅力は、色やデザイン、材質などのバリエーションが非常に豊富なところ。
ビジネスシーンやプライベートなど状況に合わせて選ぶことができます。
では、どんな種類があるのか。代表的な素材をご紹介します。
革ベルトの素材の種類
革ベルトの素材には、牛革やワニ革など様々な種類があります。
高価なものからお手軽なものまで、予算や好みに合わせて選べるのも強みですね。
きめ細やかで手触りが良いのが特徴で、財布やバッグにもよく使われています。
控えめな上品さがありカジュアルなシーンには最適の革ベルトですね。
他のワニ革よりもウロコが細かく上品な趣があります。
比較的水や汗にも強いのが特徴。フォーマルな席でも個性を主張できますよ。
キメ細かな美しい光沢とエイジングによって独特の風合いを楽しめます。
牛革の約3倍の強度を持ち締まった印象を与えるため、ビジネスシーンに最適ですね。
ほかにもバッファローやリザード、オーストリッチ、ガルーシャなどがあります。
あまり聞いたことのない革もありますね。
値段も様々。シーンや気分で選んでみましょう。
デメリット
伸縮に弱い
革ベルトは素材的に金属ベルトほど強くありません。
折り曲げに弱く、一度ついたクセやひび割れは元には戻りません。
だからこそフィット感が生まれるのですが…
味といえば味ですが、新品の時の状態をずっと保つことはできません。
汗や汚れがつきやすい
革には細かい繊維があり、その隙間に入った汚れは落とすことが難しいです。汗が染みこむとカビや菌が繁殖し、臭いの原因にもなります。
こればかりはどうしようもありませんね…
特に夏場には気をつけなければなりません。
高価である
全ての革ベルトがそうではありませんが、質を求めればかなり高価な製品もあります。
消耗品として考えると高価かもしれませんが、時計は買えないけど上質な革で時計をドレスアップ出来る・趣を変えられる、と考えれば安いものですね。
メンテナンス
毎日乾いたタオルで拭く
一日つけた革ベルトはたくさんの汗と汚れを吸っています。
その日の汚れは、その日のうちに落とすことが大事。
ベルトの裏面を清潔な柔らかいタオルでなでるように拭くといいでしょう。
クリーナーを使う
タオルだけでは取りきれない汚れは、革用のクリーナーを使いましょう。
毎日する必要はありません。特に汚れが目立った時か、月に一度程度で。
湿気のない場所で伸ばして保管する
湿気のある場所での保管はNGです。日が当たる場所や高温の場も同様です。
特に直射日光は、紫外線により革の質感を退化させてしまいますので絶対にやめましょう。
丸めた状態や折れたままでは劣化を早めますので、綺麗に伸ばした状態で保管しましょう。
Dバックルをつける
「Dバックル」とは、穴の位置を固定したまま着脱可能で、伸縮を最小限に抑え寿命を伸ばすことが出来るアイテムです。
ダメージを気にする人には最適ですよ。
まとめ
革ベルトには革ベルトにしか出せない表情、味があります。
時計を買うお金は無いけど、気分を変えたい時にはピッタリ。
汗をかく季節でも、きちんと手入れをすれば長持ちしますし、汗を吸ってくれるので快適に過ごせます。
まずは1本、革ベルトを試してみるのはいかがでしょうか?