2023年6月25日まで開催中の「パテック・フィリップ ウォッチアート・グランド・エキシビション 東京2023」に行ってきました！
普段目にすることのない超お宝や、これまた普段目にすることのない現行モデルのグランド・コンプリケーションなどを見ることが出来、まさに眼福・至福の時間でした…！
当初は予約必須、写真公開NGだったのですが現在は解禁されたので、取ってきた写真などまとめてイベントの魅力を少しでも伝えたいと思います。
私は幸運なことに招待客として地下のVIPルームにも入れて頂いたので、そちらの様子も文字のみですがまとめたいと思います。（VIPルームは写真NGでした）
Contents
概要・場所
パテック フィリップは、6回目となるこの世界的グランド・エキシビションの開催地として、フラッグシップ市場のひとつである日本を選択した。2023年6月10日から25日まで、一般公衆と愛好家は、2,500 m²を超える広さの展示会場を訪れ、ジュネーブの通りやレマン湖岸の雰囲気、およびパテック フィリップの舞台裏を発見し、ジュネーブ最後の独立した家族経営の時計マニュファクチュールの世界に浸ることができる。このイベントは、当社がこれまでに開催した最大のエキシビションであり、6点のリミテッド・エディション、および希少なハンドクラフト作品のコレクションも発表される。
パテック・フィリップHP
行われる場所は東京・新宿にある新宿住友ビルの三角広場。以前も同じ場所で開かれたイベントに招待して頂いたことがあります。
私が行ったのは土曜日の夕方ごろだったのですが、こちらの入口にアトラクション待ちかのごとく人が並んでいました。
期間限定で公式アプリケーションが使えるようですので、詳細はこちらを見ていただいた方がいいかもしれません。
展示内容
現地で写真を200枚近く撮ったのですがそのすべてを載せると取り留めがないのでいくつか厳選して載せたいと思います。
会場入ってすぐはこのようになっており解放感抜群です。
クラフトマン・ルーム
入口入ってすぐ左に入った⑩の場所に実際に活躍されているクラフトマンがいらっしゃって作業風景を見せていただけます。（期間中ずっといらっしゃるようですが休憩されていることもあるのでタイミング次第）
七宝の製作を生で見れたのが本当に大興奮でした…！
ほかにも貴重な品々を展示。
現行コレクション・ルーム
こちらが一番賑わっておりました。店舗にサンプルとして置いてあるものもありますがモデル全てが一堂に会することはほぼないので大変貴重な機会でした。
マニュファクチュール・ルーム
こちらにはムーブメントや各パーツの製造工程が動画や分解パーツと共に知ることができます。
ノーチラスのブレスやケース、コンプリケーションの構成部品やムーブメントを堪能できます。
スーパーコンプリケーション・ルーム
このブースでは、20以上の機構を搭載した時計を見ることができます。背面に搭載されている機構が列挙されているのですが見てもどういうものかわからないものばかり…
限定モデル
今回のイベントの限定モデルももちろん展示されております。全て撮れていないという大失態…
VIPルーム
招待客が入れる場所で一切の写真撮影が禁止されております。
そこには2023年の新作とグランドコンプリケーションなどの展示、VRを使って時計を組み立てるシミュレーションゲームのようなもの、ミニッツリピーターの音の聴き比べなどがありました。
特に面白かったのがミニッツリピーターの聴き比べ。
製品として出荷を許されるものとそうでないものを目の前で技師の方の説明と共に聴き比べができるというもの。
音の濁り、高すぎる音、残響感などを実際の音とともに説明をしてくださり、とても貴重な経験でした。
そのミニッツリピーターも、本来ならば製品として存在しないステンレスケースに収められたもので『ここだけでしか聴けない音です』とのこと。
ローズゴールドのケースだと柔らかく包み込むような音、プラチナだと透き通るような音になる(ちょっとうろ覚えです。間違っていたら申し訳ございません)と仰ってました。
印象に残った話として、ミニッツリピーターは全ての時計が出荷前にティエリー・スターン社長のチェックを受け(色んなチェック項目があるそう)OKが出たもののみオーナーの手に届く、というのは聞いたことがあったのですがそのチェックに2回連続で弾かれるとその時計を作った技師には罰が与えられるそう。
その罰とは…？と伺ったところ『すごい怒られます笑』と仰ってましたが怒られるでは済まなそう…。一回弾かれた時の修正のプレッシャーが凄まじそうですね。
グランドコンプリケーションの展示も1階の展示では(確か)なかった、こちらでも触れた6300G-010があって大興奮！
他にも5374/300P-001や5470P-001などをじっくり見ることができ大満足でした。めっちゃかっこよかった。
このVIPルームには創刊号からの『オーナーズマガジン』が置いてあり、好きなものを持っていっていいという大盤振る舞い(?)。
創刊号はなくなっておりましたが私も何部か頂きました。
こういう気遣いがとても嬉しいです。
カタログ、グッズ等
パテック フィリップは、ウォッチアート・グランド・エキシビション（東京2023）を記念し、限定版カタログを刊行します。このカタログでは、ウォッチアート・グランド・エキシビション（東京2023）期間中に展示される、ジュネーブのパテック フィリップ・ミュージアムから貸与された180点の歴史的タイムピース、パテック フィリップの2023年新作および現行コレクション、東京スペシャル・エディション、希少なハンドクラフト、ムーブメント、および17点のチャイム・タイムピースにハイライトが当てられています。
パテック・フィリップHP
こちらのカタログ、270ページ超の大ボリューム！
読み応え抜群です。
ほかにはポストカード、紙製のファイル、マスキングテープなどが売られておりました。
(写真撮り忘れました…)
私は全3種あるマスキングテープを一つだけ購入しました。きっともったいなくて使えないと思います…。
担当の方から伺った新規購入に関する小話
最近のパテックの購入に関するお話を伺ってみました。
昨今の注目度もすごいですし、現状売り場には商品がなくサンプルの展示のみ。
『今まで購入したことない方が時計を購入したいとなったらどうなんでしょうか？』
と伺うと『かなり厳しい』と。どんなモデルかご相談をうけてからですが、中々…と仰ってましたが今はそんなことになっているんですね。
私が最初に購入した『5172G』も今では新規受付は厳しいです…と。もちろん他の店舗ではその限りではないかもしれませんが…
あのタイミングで思い切って購入に踏み切って本当に良かったと思いました。
このイベントで興味を持って購入したい！と思っても出来ないとは中々に酷…。
まとめ
今回のイベントには約500点時計の展示がされていたそうで、この規模感は普通なく、相当気合いを入れているとのことでした。
(本国のパテックフィリップミュージアムの展示は約1500点。)
七宝の制作作業やさまざまな時計の製造工程の展示、実際に時計を組み立てている技師の作業工程を見ることが出来、さらに詳細な説明をしてくれたり。
普段見ることのできない時計の展示だけでも大満足できるのに、+αの要素とそのクオリティも異常で、本当に素晴らしいイベントでした。
新宿駅からは若干離れたところでしたが想像以上に多くの方が来ていましたね。
意外だったのは若い女性が多くいらっしゃったこと。カップルというわけでもなく女性同士で来ているのを結構見かけました。
パテックの時計作りの矜持をリアルに感じられ、このブランドの時計を購入して良かったと心から思いました。さすが世界一のブランド。
担当の方によれば次回このようなイベントが日本で行われるとしてしてもおそらく20年後くらい、とのこと。この機会、逃すのはもったいないです！
イベントが終わるまでにあと一回は人が少ないであろう平日に時間を作って行きたい！
皆様もぜひ！
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