時計は「資産」。そういう言葉はよく聞きますし僕自身もそういう認識で時計を所持しているところがあります。
一時期「時計は資産だから」という言い訳(?)をして多少無理してでも時計を買いまくっていた時期もありました。
時計はすぐ現金化できますし、売却の方法をいろいろ考えれば購入時からプラスになってお金が返ってくることもザラにあります。
特にコロナ期は時計の価値が上がりロレックスマラソンなどがニュースに取り上げられたり、いくつかのブランドは暴騰していましたね。
最近は子供の将来のことなどを考え資産形成をとても意識するようになりました。
以前から貯金などは好きでよくやっていましたが…。
株や投資信託など、数多くはありませんがいろいろ手を出すようになった今、時計は資産形成として機能するのか、時計全振りだった時と分散して投資するようになった今との違いを自分なりにまとめてみようと思います。
時計に興味がある方は株などの資産に詳しい方が多いので、まだ駆け出しの私の考えは「甘い」と思われるかもしれませんが、それでも何かしらの参考になりましたら幸いです。
資産とは
そもそも「資産」とは。
引用元:NIKKEIプラス1倶楽部
とのこと。売却して現金に換えられる時計はまさに「資産」ですね。
時計は資産としてどうなのか
時計は資産として考えると、自分の中でどのような立ち位置になるのか…。
上記の「資産」に該当するもので私が持っているものは現金、預貯金、株、保険、持ち家…
美術品は持っておりませんしダイヤモンド等の宝飾品も今のところ興味がないのでゼロ。
持っている資産の中での比率で考えると時計は結構上のポジションにいます。興味関心の度合いでいえばトップ。
私にとって時計がなければその他の資産、株や不動産などに興味を持つこともなかったかもしれません。
最初にロレックスを買わなかったら今の自分がいないと考えると…兄に感謝しかありません。
私の持っている時計は現在4本。
パテック3本(5172G、ノーチラスアニュアルカレンダー5726、アクアノートトラベルタイム5164)にIWC(IW380702)1本。
それぞれ並行店基準の市場価値で考えると結構いい金額…!ずっと持っていて価値が下がらないどころか上がっていくものもある…。
やはり時計は素晴らしいですね!
ただ驚愕なのは5172Gは購入時よりも2024年2月現在、定価が350万円も上がっていました。すごい…。
時計ならではのメリット・デメリット
メリット
まだ時計の世界に触れてから10年ちょっとくらいですが「使っていても価値が下がらないどころか上がっていくこともある」「身に着けて気分が上がる」などが素晴らしい点だと感じています。
使わずに保管しておけば価値の上昇率はさらに右肩上がりになっていくかもしれませんが時計は使ってナンボでしょう。使わないなんてもったいない!
身に着けておくだけで気分が上がるのですからこんなのやらない手はない…!
「時計を身に着ける」ということはお金に換えられない価値があると思ってます。
株などはネット上、PCやスマホ上のやりとりで完結できて数字は見れてもモノとして触れる機会がほぼありません。(上がっているときは%と金額を見てニヤつけますが)
家は住めるのでその恩恵はある意味一番感じやすいかもしれませんが時計は身に着けていつでも・どこでも一緒にいられる!
デメリット
箱や保証書の管理を気を付けなければいけない点はちょっとマイナスかなと思いますし、デイトレのように超短期間の売買で利益を出すのはかなり難しいと思います。
よっぽどの掘り出し物か良い買い手を見つけるか…。
ノーチラス5711ディスコンのニュースが出た瞬間に買った人はかなり儲けることができたと思いますがそんなことそうそうないですし。
人脈と情報の勝負なのはどの世界でも共通なのでうまく駆使すればできないこともないのでしょうか。でもそれだったら株でいいんじゃないかと…。
時計で利益を出すのだったら長い目で半年~1年近くみないと厳しいんじゃないかな…と個人的に思います。
株などに手を出してみての気づき
ちょこちょこ勉強しながらいろいろ手を出してみているのですが、新しいことを学ぶというのは面白いですね!
最初にロレックスを見て「なんで同じ時計なのに値段が違うんだろう」と思って学び始めた時と似た気持ちです。
…話が逸れました。
株や投資信託などの投資に手を出してみて思うのは、価値の上がり下がりに関しては時計よりも激しいので楽しくあり恐ろしくもあります。
世界情勢に左右されるのは株も時計も共通ですが、時計のほうが(株などに比べて)良くも悪くも安定している印象なので手堅く持っておくのはいいかもしれません。今のところ私の性に合ってます。
コロナ禍真っ只中の2021年初めのころ、中野で時計を物色していた時に店員さんが「不安定な株などを売却して現物として持てる時計に需要が集中している」と仰っていたのが印象的でした。
実際このような↓ニュースもあります。
新型コロナウイルス禍は時計業界に“味方”した!? スイス時計の2021年総輸出額、史上最高に!
幅広くアンテナを張っている方はどれが強い、弱いというのを敏感に察知して資産を分散・集中させているんだなと。その当時はあまりわかっておりませんでしたが今ならばほんの少しわかるような…。
でも「生療法は怪我の元」と言いますし、わかった気でいるのが一番危ないので粛々とコツコツやっていきたい…。
今のところ株は株で面白いですが、やはり時計の比率を下げることにはならなさそうです。かけた時間が段違いなので時計の方がまだ自信を持ってやりとりできる…?
まとめ
今後も今までと変わらず時計を第一、ほか分散投資で株など。
結論として時計は資産形成に組み込んでいい、素晴らしい資産だと感じています。私の場合はお金以外の面でのメリットを多く感じているので金銭面だけで考えたら株などを一番に考えるのが効率的かもしれません。
時計も勉強ですがお金にまつわるいろんな部分を勉強して将来に備えていきたいです。
時計は資産の側面も強いですが、何より「カッコいい」「もっと欲しい」が前に出てきてしまうので私の場合は完全に結果論として「資産になった」という感じ…。
今のところ売るつもりも全然ないので含み益状態というのでしょうか。こんなに楽しんで毎日使ってるのにマイナスになっていないって素晴らしい!
いざという時が来ないことを祈りますが、その時がきたら売却するかもしれません。
それまでずっと身に着けるだけで活力をもらえて日々のモチベーションアップになる…。
お金はもちろん、お金には換えられない心の資産として特に時計は素晴らしいなと思った次第です。
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